ロト7がキャリーオーバー発生で最高10億円に増額

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低迷する「宝くじ」の売り上げに歯止めをかけようと全国自治宝くじ事務協議会は、「数字選択式宝くじロト7」（以下、「ロト7」）の1等賞金額を増額させる意向を発表した。
これまで1等賞金は通常時で4億円、キャリーオーバー発生で最高8億円だった賞金額を、キャリーオーバー発生で最高10億円（2億円増額）にする。

1等賞金を年末ジャンボ宝くじ並の賞金に増額させることで、流出した顧客の呼び戻しを図る意向だ。
また、近年では様々な種類の「くじ」が発売されており、その中でも主にサッカーくじのBIGの賞金額に対抗する意図が読み取れる。
低迷する「宝くじ」にあって、「ロト7」だけは手堅く売り上げを堅持している。
平成27年度（平成27年4月～平成28年3月）は、1抽せん回辺りの販売実績額が24億3千5百万円。前年比1.5％増と、平成26年度（23億9千9百万円）を上回っている。
この前年比増の起爆剤となっているのが、キャリーオーバー（賞金の繰り越し制度）である。
1等賞金が繰り越すことにより、「キャリーオーバーなし」の抽せん回の売り上げが約20.4億円に対して、「キャリーオーバーあり」の抽せん回の売り上げは約25.6億円と顕著な売り上げ増を見せている。

ここにキャリーオーバー発生で最高10億円というテコ入れをすることで、更なる売り上げ増を図ることができると踏んでいる。
尚、「数字選択式宝くじロト6」とは異なり、1等賞金が増額されることでの「賞金配分率」、「当せん金（理論値）」の変更はなし（下記参照）。

“旧・1等賞金最高8億円時代”の最後の抽せん回は、平成29年（2017年）1月27日（金曜日）抽せんの「第197回」まで。
「第197回」までに発生した“キャリーオーバー”は、これまで通りの最高8億円が適応される。
“新・1等賞金最高10億円”が適応される最初の抽せん回は、平成29年（2017年）2月3日（金曜日）の「第198回」の抽せん分から。
「第198回」から発生した“キャリーオーバー”は、新しく最高10億円が適応される。
“新・10億円ロト7”の発売開始日は、平成29年（2017年）1月4日（水曜日）から。
尚、柳葉敏郎さん、妻夫木聡さんのロト7CMの出演には変更がなく、“10億円CM”は平成29年（2017年）2月1日（水曜日）以降、キャリーオーバーが発生した際には「キャリーオーバー発生中 篇」として放映される。また、同じく「ロト6」もこれまで通り、柳葉＆妻夫木聡のCMとして放映される。

※配分率、当せん確率、当せん金（理論値）は一切の変更はありません。
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