サマージャンボ宝くじ(第663回) 売上

史上最高額！1等・前後賞合わせて7億円のサマージャンボ（第681回全国自治宝くじ）は、昨年の26ユニットから（780億円）、23ユニット（690億円）とハードルを3ユニット分も下げて発表されました。

サマージャンボと言えば、“宝くじ不況”と呼ばれる昨今にあってもユニット増刷は当たり前の夏の一大イベントです。
ところが、ここ数年のデータでは、「1等賞金の増額」＝「売り上げ増」には繋がらない悲痛な主催者「みずほ銀行」の嘆きが聞こえてくるようです。

本年のサマージャンボ売り上げは、テレビ番組「ダウンタウンなう」の中で公開されたように、販売額570億円となりました。

ハードルを下げて良かった・・・目標ユニット数23ユニット（690億円）に対して、実際のユニット数は19ユニット（570億円）・・・いよいよ、600億円を切る形になりました。
ユニットの増刷など、全くの無縁なジャンボ宝くじと化しています。

もちろん、賞金額がドリームジャンボ（第678回全国自治宝くじ）と同額なのも、サマージャンボを魅力的に思われなかった原因かもしれません。
達成率は82.6％と、昨年に引き続き前年度割れとなりました。

昨年はその苦戦から、「ミニくじ」に助けられる形になりましたが、本年のサマージャンボミニ7000万（第682回全国自治宝くじ）の売り上げは、どうなったでしょうか。

昨年は達成率96.3％とほぼ100％だったのにも関わらず、なぜ本年は目標ユニット数を11ユニットに増やしたのかは不明ですが、「ミニ7000万」はギリギリ昨年と同額の9ユニット（270億円）になりました。

それゆえに、達成率は78.8％と大きく下回り、「サマージャンボ」＋「サマージャンボミニ」の合計額が840億円と昨年の870億円とほぼ同額になりました。

秋のオータムジャンボ（第685回全国自治宝くじ）では、こちらも史上最高額の1等・前後賞合わせて5億円の高額賞金に設定されました。
主催者の「みずほ銀行」は、相変わらず1等賞金の増額に手を緩めない模様です。

2016年（平成28年）以降は、1ユニット＝2,000万枚になるというウワサを聞きつけましたが、そうなると1等当せん確率は2,000万分の1になります。
主催者「みずほ銀行」の売り上げ不振における苦肉の策です。

最近では、我々取材班が地方店で1等輩出店を見つけるのが至難の業になってきました。
売り上げ減少、それはつまり、1等本数が少なくなることであり、つまりは名も無き地方店が番狂わせにより1等を輩出することも確率的に低くなることを意味します。
名も無き地方店が1等を輩出することにより、確実に売り上げ増に繋がりますが、最近ではそれも叶わぬ夢となってきました。
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以下は、関連するユニット増刷情報です。