サマージャンボ宝くじ販売実績額（売上）予測

2014年で回号「第663回」を迎える、ジャンボ宝くじの中で二番目に賞金が高い「サマージャンボ宝くじ」です。

併売宝くじの「サマージャンボミニ6000万」が好調な一方、メインの「サマージャンボ宝くじ」の売り上げは減少傾向が続いています。

「衆議院解散」や「アベノミクス効果に陰り」などという世情ではなく、当せん確率が低い「宝くじ」そのものに需要がなくなっているのでしょう。
一方の「サマージャンボミニ6000万」はコンスタントに売れている傾向を見ると、“夢の億万長者”よりも“手堅い千万長者”という庶民の世論が見て取れます。

目標ユニットが26ユニットに対して、23ユニットです。
一見、目標値を達成していないようで残念ですが、震災が発生した年ですから、これくらいの売り上げ額が妥当でしょう。

販売実績は680億円と予想していますが、23ユニット分すべてを売り切ったわけではありません。

2011年までが、当せん金付証票法の改定前の時代です。
1等前後賞合わせて3億円が常態化していた頃ですので、庶民が“3億円宝くじ”に飽きていた雰囲気が感じ取れました。

「サマージャンボ宝くじ」も「2000万サマー」も、2012年が売り上げの最盛期です。
「当せん金付証票法」が改定された年であり、目新しさもあって2012年は「グリーンジャンボ宝くじ」、「ドリームジャンボ宝くじ」、「年末ジャンボ宝くじ」ともに売り上げ増でした。

達成率も111％を超えて、文字通り“5億円サマージャンボ”に煽られた形になりました。
毎年のように賞金額を増やしていくのは得策ではありませんが、「宝くじ」はこの年のようにイベント化していかなければならないと考えます。

既に、翌年2013年には“5億円サマージャンボ”が、やや飽きられた格好になりました。

それでも、25ユニットのベースを維持できたことは、決して失敗ではないでしょう。
併売宝くじの「第646回2000万サマー」は、大きな失敗といえるでしょう。

個人的には、前年から始まったスマップの木村拓哉さんのテレビCMがマンネリ気味で、面白みが希薄になったことも理由かと思います。
主催者もそれは重々承知で、翌年からは、米倉涼子さんと原田泰造さんのジャンボ夫人に切り替えたのでしょう。

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以下は、関連するユニット増刷情報です。